補聴器は、はじめから完璧に聞こえるものではありません。
今まで聞こえなかった音が、一度に入ってきますので、どれが大切な音なのかよく分からなくなったりします。また、自分の声が、変に聞こえたり、大きく聞こえたりします。
これらの事は、特別なことではなく、誰にでもおきる事なのです。あせらず、根気よく、補聴器に慣れていきましょう。
補聴器は精密器械です。水・汗・湿気など、水気には弱いです。※最近では防水タイプの補聴器も増えてきました。
もし水につけてしまったら、補聴器を乾いた布で拭き、電池を取り出して乾燥ケースへ入れ、補聴器を乾燥させてください。
その後は、なるべく早くお店で点検を受けてください。
補聴器を使用しない時は、電源を切り、補聴器用の乾燥ケースで保管してください。
「補聴器を外したら乾燥ケースへ…」
こうして決めておけば、紛失予防にもなります。ケースの中の乾燥剤は、効果が切れると色が変わりますので、定期的に交換が必要です。
耳あな型、耳掛け型補聴器には補聴器用空気亜鉛電池(ボタン電池)が使用されています。大変小さな電池で長時間使用でき便利なのですが、 一方で幼児やペットが誤って飲み込んでしまう「誤飲」も問題になっています。
しずおか補聴器では、使用済み補聴器用空気電池の回収協力も行っています。環境保護のためにもリサイクルにご協力ください。
電池工業会 ボタン電池回収推進センター